・オフィスを借りたいけど、予算が…
・どこにオフィスを構えればいいのか全然決まらない…
近年、多くの企業で副業が解禁され、これに伴いフリーランスへの転身者が急増しています。
この背景には、2018年1月に厚生労働省が公表した副業・兼業促進のガイドラインが影響しています。従来の「他の会社の業務に従事しないこと」という規定が削除され、「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」という副業を認める新たな規定が追加されたことで、フリーランスが増加しています。
しかし、自宅での仕事は気が散りやすく、集中が難しいと感じる人も多いことでしょう。
この記事では、フリーランスの事務所探しにおすすめのレンタルオフィスについて、メリットやデメリット、選び方などを紹介します。
フリーランスで働きたい方、独立開業を検討している方は、レンタルオフィスがおすすめです。
参考：【個人事業主起業】バーチャルオフィスとレンタルオフィスを比較！
フリーランスの事務所探し：レンタルオフィスとは？
レンタルオフィスとは、企業や個人が必要なスペースを、一定期間限定で借りることができるサービスです。
通常のオフィス賃貸と異なり、家具や設備が備えられている、またはオプションで提供されることが特徴です。
これにより、新規事業やプロジェクト展開時に、煩雑な家具の手配や設備の整備に時間を費やすことなく、すぐに業務をスタートすることができます。
一般的なオフィス賃貸では内装の工事費や敷金が必要ですが、レンタルオフィスではこれらの初期費用が不要です。
また、通信環境や電気・水道代も利用料に含まれているため、追加のコストを心配する必要がありません。
このような特長により、ビジネス展開のハードルを下げつつ、効率的にスタートすることが可能となっています。
フリーランスの事務所探し：レンタルオフィスのメリット
メリット①：コストを低く抑えてオフィスを確保できる
賃貸オフィスを借りるよりも、レンタルオフィスはフリーランスや個人事業主にとって負担が少なく利用できます。
フリーランスは固定費を抑えることが重要です。
レンタルオフィスは、様々なプランが用意されており、必要な時だけ利用できるプランや月額制のプランなど、柔軟に選択できます。
メリット②：外部で仕事をすることでプライベートと線引きできる
自宅での仕事はプライベートとの境界が曖昧になりがちですが、レンタルオフィスを利用することで外部で仕事を行う環境を確保できます。
オフィスを出れば仕事終了となり、プライベートの時間を確保できます。
このような環境の切り替えは、仕事とプライベートのメリハリをつけるために大切なポイントです。
メリット③：レンタルオフィスの住所を法人登記できる
レンタルオフィスの住所を事業の本拠地として法人登記することで、ビジネスに対する信頼性が向上します。
都市部に事務所があることはアピールポイントになるので、顧客や取引先との信頼関係を築くことができます。
また、自宅住所を公開する必要がないため、個人情報保護にも役立ちます。
メリット④：オフィス家具や設備の用意が不要
レンタルオフィスでは通常、入居時に必要なオフィス家具や設備が整っています。
仕事を始める際の手間やコストを節約できますね！
また、オフィスの管理が行き届いているため、設備のメンテナンスやトラブル対応に悩むことなく、常に快適な環境で業務に取り組めます。
メリット⑤：受付代行や電話対応などのサポートが利用可能
レンタルオフィスでは、受付代行や電話対応などのサポートサービスが提供されています。
これらのサービスを利用することで業務効率が向上し、専門的なサポートを受けることができます。
受付代行はオフィスのイメージを保つために重要ですし、電話対応サービスは大切な電話があった際に取りこぼしを防ぐことができます。
メリット⑥：異業種交流によってビジネスチャンスが広がる
レンタルオフィスは複数のフリーランスの方や企業が集まる場所なので、異業種の人との交流が盛んです。
新しいビジネスチャンスやコラボレーションが生まれやすく、情報交換やアイデアの共有によってビジネスの成長が期待できます。
さらに、異業種の人とのネットワーキングを通じて、新たなパートナーシップや顧客獲得の機会も増えます。
フリーランスの事務所探し：レンタルオフィスのデメリット
月々の費用
レンタルオフィスを使うと、毎月お金を払う必要があります。
自宅で仕事をするより高くつくことがあるから、予算に気をつけましょう。
制約
レンタルオフィスは一般的に決まった時間に利用できます。
自宅でのように自由な時間に仕事をすることが難しい場合があります。
カスタマイズの制限
レンタルオフィスのインテリアやデザインを自分の好みに合わせてカスタマイズすることは制限されることがあります。
個人のブランドイメージを完全に反映させるのは難しいかもしれません。
契約の縛り
契約期間に縛りがある場合、急にビジネスが成長したり縮小したりすると、契約の変更が難しいことがあります。
混雑することも
人気のあるレンタルオフィスは混雑することがあり、静かな環境を求める場合には注意が必要です。
フリーランスの事務所探し：レンタルオフィスの選び方
どんなレンタルオフィスを選ぶべきかについて詳しく説明します。
うまく選ぶことで初期費用を抑えられるので、しっかり検討しましょう。
予算の設定
まずは、使えるお金を決めましょう。
月々のオフィス代やサービスのお金を計算して、自分に合った選択をしましょう。
場所と交通アクセス
レンタルオフィスの立地は、交通アクセスや周辺環境に影響を与えます。
主要な取引先や施設へのアクセス性を確認し、ビジネス展開に適した場所を選びましょう。
プランの柔軟性
自社のニーズに合った期間やスペースを提供しているかを確認しましょう。
必要なスペースの増減に対応できるかも重要です。
設備の充実度
デスクや椅子、会議室、通信環境などの設備が充実しているかどうかをチェックしましょう。
ビジネスに必要な環境が整っていることが大切です。
セキュリティ対策
データの安全性や業務の秘密保持に関わるセキュリティ対策が十分に行われているかを確認しましょう。
サポートサービス
郵便物の受け取りや清掃サービスなど、ビジネスを支えるさまざまなサービスが提供されているかも重要です。
レンタルオフィスがおすすめな方
レンタルオフィスは、様々な状況やニーズに合った方々におすすめです。
以下に、特にレンタルオフィスが適している方々をいくつか挙げてみましょう。
小さいビジネスを持つ人
小さな会社を経営したり、自分のビジネスをやっている人は、レンタルオフィスが便利です。
自分専用のオフィスを持たなくても、使えます。
急成長しているスタートアップ
ビジネスが急成長しているスタートアップは、レンタルオフィスを利用するのがいいかもしれません。
オフィススペースを広げたり、縮小したりしやすいです。
新しいビジネスを始める人
新しいビジネスを始める人も、レンタルオフィスを考えてみましょう。
初期費用を抑えながら、プロっぽいオフィスを使えます。
家で仕事をするリモートワーカー
家で仕事をするリモートワーカーの方は、集中できるオフィスが必要なことがあります。
レンタルオフィスはそのためにも使えます。
プロジェクトごとにチームを組む人
プロジェクトごとに仕事をするチームやフリーランスの方は、レンタルオフィスが便利です。
プロジェクトごとに適切な場所を借りられます。
人と交流するのが好きな人
レンタルオフィスには他の仕事仲間が集まることがあるから、人と交流するのが好きな人にもぴったりです。
特別な設備が必要な人
特別な設備やサービス（例: 高速インターネット、会議室、受付サービス）が必要な場合、レンタルオフィスはそれを提供してくれる場所です。
レンタルオフィスについてのまとめ
レンタルオフィスは、ビジネスや仕事をする場所を、必要に応じて借りることができる便利なサービスです。
個人の起業家や小さな会社、リモートワーカー、スタートアップ企業、プロジェクトチームなど、ビジネスニーズやライフスタイルに合わせて柔軟に利用できるため、様々な人々にとって魅力的なオプションです。
レンタルオフィスを選ぶ際には、メリットとデメリットを検討し、自分のビジネスニーズに合った最適な選択をすることが大切です。
