【家庭用】視覚支援ツールおすすめ7選|スケジュール・構造化に役立つアイテムを厳選!

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【家庭用】視覚支援ツールおすすめ7選|スケジュール・構造化に役立つアイテムを厳選! 発達支援の基礎知識
この記事を書いた人
まっさん

社会福祉士/精神保健福祉士/児童発達支援・放課後等デイサービスの教室長。障害福祉(成人期~未就学児まで)10年以上の支援経験あり。

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発達障害、とくに自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもにとって、言葉だけの指示は理解しづらいことがあります。

そこで役立つのが「視覚支援ツール」。

スケジュールや行動を見える化することで、不安を減らし、スムーズな生活が可能になります。

この記事では、家庭で簡単に使える視覚支援ツールを厳選して7つご紹介します。

 

視覚支援ツールとは?

視覚支援ツールとは、言葉では理解が難しい子どもに、視覚的な情報(絵・写真・図・スケジュールなど)で伝えるサポートツールのことです。

代表的な視覚支援の例としては:

  • ピクトグラム(トイレ・移動・食事などの絵カード)
  • スケジュールボード(1日の流れを見える化)
  • 感情カード(気持ちを視覚で表現)
  • チェックリスト(やることを順番に確認)

発達障害のあるお子さん、とくに自閉スペクトラム症(ASD)の子どもたちは、耳からの情報(聴覚)よりも、目からの情報(視覚)のほうが理解しやすい傾向にあります。

そのため、視覚支援は“困りごとを予防”し、「わかる」→「安心する」→「行動できる」というサポートの流れを作るうえで非常に効果的です。

      

視覚支援ツールの選び方|家庭用で重視すべき3つのポイント

  • 最初は簡単なものから:1日のスケジュールカードなど
  • 子どもの興味に合わせて作る:好きなキャラ・色を使う
  • リビングなど見える場所に置ける:使いやすさが重要

これらを基準に選ぶことで、親子ともに負担の少ない運用ができます。

       

【厳選】家庭で使える視覚支援ツールおすすめ7選

1.【おうちのようびボード】(クツワ)

  • 特徴:マグネット・シールで週の予定を確認できるボード。裏面はホワイトボード仕様。
  • おすすめポイント:自分で貼り替えることで「見通し」と「自立」が育つ。
  • 価格目安:2,000円前後

         

2. 【タイムタイマー】(Time Timer社)

  • 特徴:赤い円が時間経過とともに減っていく。視覚的に「あとどれくらい」が分かる。
  • おすすめポイント:時間感覚が育ち、切り替えやすくなる。
  • 価格目安:4,500円前後

        

3. 【スケジュールポケット】(アドプラス)

  • 特徴:絵カードを入れ替えるポケット式。横から差し込むタイプなので、いろんなサイズの絵カードが使用できます。
  • おすすめポイント:療育施設でも採用例が多く、家庭にも取り入れやすい。
  • 価格目安:3,800円前後

           

4. 【動作のことば学習カード】(合同出版)

  • 特徴:歯磨き、トイレ、食事など日常動作をカードで示せる。
  • おすすめポイント:1語から2語文の「動作のことば」をマスター。
  • 価格目安:4,950円

         

5. 【お支度ボード】(ドリテック)

  • 特徴:やることと時間を記入したマグネットをホワイトボードに貼り付け、タイマーで時間を管理。
  • おすすめポイント:できた!を実感しやすいため、繰り返すことで習慣化に繋がります。
  • 価格目安:3,400円

     

6. 【アプリ:たすくスケジュール】(iOS/Android)

  • 特徴:スマホやタブレットでスケジュール管理が可能。
  • おすすめポイント:コミュニケーションカード(音声+絵)を使って、一日のスケジュールをどなたでも手軽に組み立てることができるスマートデバイス向けアプリ。
  • 価格:1,800円

         

7. 【時間割ボード】(スケーター)

  • 特徴:朝・昼・夕など1日の流れを構造的に見せられる。マグネット併用可。
  • おすすめポイント:「やることマグネット」と「メモ書き」で時間の管理を身につけることができる。
  • 価格目安:1,000円前後

         

視覚支援ツールを使うメリット

視覚支援には、家庭での困りごとを減らすうえで以下のような5つの明確なメリットがあります。

① 見通しが持てて不安が減る

「次に何をするのか」が視覚的にわかることで、子どもは安心して行動しやすくなります。

例えば、「この後お風呂→ご飯→寝る」と分かっていると、切り替えの抵抗が減る、など。

    

② 繰り返し見られて理解が深まる

言葉は一瞬で消えてしまいますが、視覚情報は何度でも見返すことができます。

「どうしても言っても聞いてくれない」ではなく、「見えるから理解できる」環境づくりが可能になります。

    

③ 感情のコントロールを助ける

「今イライラしてるんだ」「泣いているのは悲しいからだ」と自分の気持ちを視覚化することで、感情の言語化・コントロールが進みます。

      

④ 保護者の負担も軽減できる

毎回声をかけなくても、「支援ツールを見る」だけで動いてくれることが増えれば、親のストレスも軽くなります。

     

⑤ 自立へのステップにつながる

「何をするか」「いつするか」「どうするか」が自分でわかるようになることで、支援なしでも動ける=自立への道が開けます。

    

視覚支援ツールを家庭で活用する3つのコツ

1. 子どもと一緒に「準備」から関わる

→ 子どもが自ら貼ったり触ったりすることで、愛着が生まれ継続しやすくなります。

 

2. 使い方を「簡単」にして、毎日の習慣に

→ ルーティン化が最大のコツ。朝の準備・お風呂・寝る前…1日3回使えば習慣化しやすいです。

    

3. 失敗してもOK!家庭のペースで調整する

→ うまくいかない日があっても大丈夫。親子で話し合いながら柔軟に調整を。

       

視覚支援ツールを使ってよかった!家庭の体験談

ここでは、実際に視覚支援ツールを使った保護者の体験談をいくつか紹介します。

体験談①:「朝の準備」がスムーズに!

小学1年生の息子は、毎朝の支度がバタバタでした。
視覚スケジュールを導入してからは、「ランドセル→顔を洗う→ごはん→歯磨き→出発」の流れが一目で分かるようになり、声かけの回数が激減!親子でイライラが減りました。(40代・母)

    

体験談②:癇癪が減り「見通し」の大切さを実感

外出時に「あと何分で帰るの?」が何度も聞かれていました。タイマーと「帰る時間の時計カード」を見せるようにしたら、泣いたり怒ったりが激減。「分からない」って本当に不安だったんだなと気づきました。(30代・父)

      

体験談③:兄弟でルールを共有できた!

兄弟で使える“やることリスト”を作成。お互いの進み具合も分かるので、争いが減りました。支援ツールは「本人のため」だけでなく、家族全体のストレス軽減にもなると実感しています。(40代・母)

      

よくある質問(Q&A)

Q. 絵カードやスケジュールボードは何歳から使えますか?
A. 目安として2歳後半〜3歳頃から取り入れられます。視覚理解の発達に応じて調整しましょう。

Q. 視覚支援ツールを嫌がる場合は?
A. 無理に押しつけず、まずは興味を引くようなキャラクター絵や、自分で操作できる楽しさを伝える工夫が効果的です。

       

まとめ|視覚支援ツールで「見える安心」を

視覚支援は、子どもに安心感を与え、自立への第一歩を後押しするツールです。

特別な道具ではなく、日常に少しだけ取り入れることで、親子のコミュニケーションもぐっと楽になります。

ご紹介した7選の中から、お子さんの特性や生活スタイルに合ったものをぜひ試してみてください。

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