【保存版】発達が気になる子の子育てで父親ができる5つの役割|母親だけにしないために今できること

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【保存版】発達が気になる子の子育てで父親ができる5つの役割|母親だけにしないために今できること 保護者の悩みとサポート
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まっさん

社会福祉士/精神保健福祉士/児童発達支援・放課後等デイサービスの教室長。障害福祉(成人期~未就学児まで)10年以上の支援経験あり。

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「子どもの発達が気になるけれど、父親として何をすればいいかわからない」
「母親任せになっていて、どこか距離を感じてしまう」

そんな思いを抱えていませんか?
実は、発達が気になる子の育児において、父親ができる役割は想像以上に大きく、家庭の安定にもつながります。

支援の現場でも、「夫は育児に協力的だけど、発達のこととなると他人事に感じる」といった母親の声が多く聞かれます。

日々の療育の送迎、関係機関との連携、感情の起伏の激しい子どもへの対応——これらの負担が、自然と母親一人にのしかかってしまっているケースは決して珍しくありません。

この記事では、父親が果たせる具体的な役割や、育児にうまく関われないと感じたときの対処法、夫婦での協力のコツまで詳しくご紹介します。

        

父親が子育て・育児に関わるメリットとは?

父親が子育てや育児、療育に関わることには、子ども・母親・父親自身にとって多くのメリットがあります。

子どもの社会性が育ちやすい

父親との関わりを通して、子どもは「違うタイプの大人との関係性」を学ぶことができます。特に発達が気になる子どもは、視野や表現が狭くなりがちなため、多様な関わり方が刺激になります

母親の負担とストレスが軽減される

療育や病院通い、日々の関わりに一人で向き合う母親は、どうしても疲弊しがち。父親の関与があることで「1人で抱えなくていい」という安心感が生まれます。

父親自身の“育児感覚”が育つ

関わることで子どもへの理解が深まり、職場や社会との関係性にも良い影響を与えます。子どもの将来に対して主体的に考えるようになり、家族の結束力も強まります。

 

父親ができる5つの役割

では、実際にどのように関わればよいのでしょうか? 特別なスキルがなくてもできる、父親が担える5つの具体的な役割をご紹介します。

1. 母親の“サポーター”ではなく、“パートナー”になる

よくあるケース

母親が育児・発達支援・病院対応・園との連携を一手に担い、父親は「手伝い」ポジション。
すると、母親は「なんで私だけが…」と孤独を感じ、夫婦間の温度差が広がります。

父親ができること

  • 情報収集や相談先に一緒に同行する
  • 子どもの特性を自分の言葉で理解しようとする
  • 「全部は分からないけど、一緒に考えるよ」と伝える
まっさん
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父親が「当事者意識」を持つことで、母親の心理的負担がぐっと軽くなります。

            

2. 子どもにとっての「安心の基地」になる

発達に特性のある子は、日常の刺激に敏感だったり、予想外の変化に不安を感じやすかったりします。

父親に求められるのは

  • 感情の安定(急に怒らない、落ち着いた口調で接する)
  • 肯定的なまなざし(できたことを認める・褒める)
  • ルールの一貫性(母親と違うことを言わない)
まっさん
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「お父さんがいると安心」「お父さんに見ていてほしい」。子どもにとって、父親がそんな存在になることは、情緒の安定に大きく寄与します。

 

3. 「遊びのリーダー」として関わる

父親は、体を使った遊びや発想の豊かな遊びが得意なことが多く、療育的な関わりを自然な形で取り入れることができます。

おすすめの関わり

  • 感覚統合につながるようなダイナミックな遊び(例:布団山登り、バランス遊び)
  • 「ごっこ遊び」や「ルールのある遊び」で社会性や言語を育む
  • 絵本の読み聞かせや、子どもの話をじっくり聞く時間を持つ
まっさん
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お父さんと遊ぶ時間」が、発達支援そのものになるのです。

             

4. 母親のメンタルを支える「クッション役」になる

支援現場でのリアル

発達に不安のある子の育児は、母親の心を消耗させがちです。
孤独・不安・焦り・情報の多さ・周囲の目…それらを一人で抱え込んでしまうお母さんが非常に多いのです。

父親にできること

  • 「いつも頑張ってくれてありがとう」と言葉にする
  • 子どもの困りごとではなく、妻の困りごとにも耳を傾ける
  • 「どうしたらいい?」ではなく、「どうしたい?」と聞く姿勢
まっさん
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「わかってくれてる」と感じられるだけで、母親は救われます。

  

5. 社会との「橋渡し役」になる

保育園や学校、職場、親族など、“社会”とのつながりで悩む母親は多いもの。
そこに父親が介在することで、風通しの良いコミュニケーションが生まれます。

たとえばこんな場面で

  • 担任との連絡に父親も同席する
  • 職場で配慮が必要なときに、父親側から説明を試みる
  • 義実家へのフォローを父親が担う
まっさん
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母親がひとりで戦わなくていい状態をつくること。それが、父親だからできる「守り方」のひとつです。

            

父親が「どう関わっていいかわからない」と感じたときの対処法

「手伝いたいけど、何をしていいか分からない」「正直、療育とか苦手意識がある」。そう思う父親は少なくありません。では、どうすればいいのでしょうか?

まずは“聞くこと”から始める

難しいアドバイスよりも、「今日はどんなことがあったの?」と聞くことが一番の支援になることがあります。

自分の“得意”を活かす

料理は苦手でも、絵本の読み聞かせは得意。車の運転が好きなら送迎を担当。役割分担は“平等”でなく“適材適所”でOKです。

療育に「楽しさ」を見つける

遊びの延長で療育になることもあります。リズム遊びや絵カードゲームなど、“遊びながら”関われる支援を見つけてみましょう。

               

父親の関わりを増やすために母親ができること

「どうして私ばっかり…」と思っていても、つい相手に期待しすぎてしまい、うまく伝わらないことも。
そんなときに効果的な“伝え方”があります。

“お願い”より“感謝”を伝える

「手伝って」ではなく「●●してくれて助かった。ありがとう」と伝えるだけで、相手のモチベーションが変わります。

相手を責めず、具体的に伝える

「もっと関わって」ではなく「今週の療育、同行してくれたら助かるな」など、行動のイメージがわく伝え方が効果的です。

夫婦で“ゴール”を共有する

目先のことでなく、「将来どんな子に育ってほしいか」を語り合うと、自然と協力姿勢が生まれやすくなります。

           

まとめ:父親にしかできない“支える力”がある

発達障害の子どもを育てることは、想像以上にエネルギーが必要です。そして、それを母親1人が抱えてしまう状況では、家庭全体のバランスが崩れがちです。

でも、父親が「自分の役割」を理解し、日々の中でできる支えを意識することで、家庭は確実に変わります

難しいことをしなくても構いません。
小さな行動の積み重ねが、家族の未来をつくっていきます。

こちらの記事も参考にしてください。
▶夫婦のすれ違いに疲れた時の対処法7選|発達が気になる子の育児に向き合う

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