「ごっこ遊びって大切って聞くけど、どんなおもちゃを選べばいいの?」
子どもの発達支援に関わっていると、そんな保護者の声をよく耳にします。
ごっこ遊びは、社会性・言葉・想像力など、目に見えにくい力を育てる遊び。この記事では、年齢・発達段階別におすすめのごっこ遊びおもちゃを10個ご紹介します。
ごっこ遊びで育つ4つの力とは?
1. 社会性
→ 相手の立場を理解する、やりとりができる力
2. 言葉・会話
→ 遊びを通して自然に語彙や発話が増える
3. 想像力・創造力
→ 目の前にない状況を頭の中で再現・創造する力
4. 感情表現・自己表現
→ 気持ちを声・表情・行動で表す練習になる

自閉スペクトラム症(ASD)や言葉の遅れがあるお子さんにも、ごっこ遊びは支援的に使われています。
【年齢・発達別】ごっこ遊びにおすすめのおもちゃ10選
【2〜3歳向け】まねっこ期:単純な動作から楽しめる
① アンパンマン おしゃべりいっぱいことばずかんDX
ペンでタッチするだけで音声が流れる絵本タイプのおもちゃ。
- ✅ 言葉のインプット・音声模倣に最適
- ✅ 音が出るので発語前の子も楽しめる
② ボーネルンド キッチンセンター
本格的なままごとセットで、「料理する」「食べさせる」などの役割遊びができる。
- ✅ 手の動き+言葉の結びつきが自然にできる
- ✅ 本物そっくりで子どもが夢中に!
【3〜4歳向け】ストーリーが広がる時期
③ レジスターおもちゃ
「いらっしゃいませ〜」「お会計です!」などのやりとりが自然に生まれる。
- ✅ 社会的なやりとりの練習に最適
- ✅ 数の概念や順番待ちも体験できる
④ メルちゃん おせわセット
お世話を通して感情表現や「やさしさ」が育つ人形あそび。
- ✅ 言葉・感情・親子のやりとりにぴったり
- ✅ 発語が増えたという口コミも多数!
⑤ アンパンマン DXおいしゃさんセット
お医者さんになりきれるセット。
- ✅ 職業理解+緊急時の対応学習にも
- ✅ 状況に合わせて行動を考える力が育つ
【5〜6歳向け】発展期:ストーリー創作&役割交代が活発に
⑥ レゴデュプロ
組み立てながら世界観を作れる定番のブロック。
- ✅ 創造力×社会的場面の再現にぴったり
- ✅ ごっこ遊びと構成遊びが同時にできる
⑦ ナンジャモンジャカード(すごろくや)
即興で名前をつけて呼ぶ→記憶→反応するカードゲーム。
- ✅ 語彙力・発想力が伸びる
- ✅ 療育・言語訓練にも使われている
⑧ シルバニアファミリー
「家族」「友達」など多様な場面が再現できる。
- ✅ ストーリーの自由度が高く、長く遊べる
- ✅ 一人遊び・きょうだい遊びどちらでも◎
⑨ マグ・フォーマー
建物や車を作り、想像の街をつくることができる。
- ✅ 空間認識+想像力の発達に効果的
- ✅ STEM教育的な要素もカバー
⑩ HABA ごっこ遊びシリーズ
ドイツ製の上質な木製ごっこ遊びアイテム。
- ✅ 食べ物、道具、接客などを一貫して学べる
- ✅ ご褒美や誕生日プレゼントにも◎
ごっこ遊びおもちゃの選び方ポイント
よくある質問Q&A
Q1. ごっこ遊びをしない=発達に問題あり?
→ 必ずしもそうではありません。発達段階・興味関心・環境など複合的な要因が関係しています。
Q2. 一人っ子でもごっこ遊びできますか?
→ もちろん可能!ぬいぐるみ・人形・フィギュアを相手に遊ぶことも十分に「ごっこ遊び」です。
まとめ|ごっこ遊びは未来への投資!
ごっこ遊びは、言葉・感情・社会性を育てる「育ちの土台」。
おもちゃはその入り口です。
子どもの世界を広げるきっかけとして、ぜひご紹介したおもちゃを活用してみてくださいね!
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